浴衣と団扇
浴衣と扇子の関係は前頁で記していますわ。扇子は団扇からできたものなのや。
団扇っていうのは、うちわって読みます(笑 わいも知らなかったちうわけや。
扇子はもともと中国で発明された団扇に由来しまんねん。
この団扇が日本に伝わってから100年ほど時間をかけて折りたたんで携帯しやすい形になりよったのが現在の扇子ちうわけや。
団扇は、あおぐ目的で使われるものやけどアンタ、扇子はよりお洒落で美しい装身具として使われるようになったんや。それに伴い、扇子のデザインはどんどんと洗練されたものになっていきまんねん。季節ごとに扇子に描かれる絵は異なり、また季節にあわせた短歌やらなんやらを書き込むことによって平安時代の人々は風流さを楽しんでおったんや。
現在でも人気の高い白檀(びゃくだん)の木でできた扇子は、平安時代には女性が顔や口元を隠すために常に常備しとるものやったちうわけや。
更に、その美しさから扇子を使った舞や踊りも作られ扇子の持つ意味は多種多様に広がっていきたんや。日本で考え出された扇子は、その後中国にも輸出されるようになりよったようや。中国で生まれたうちわが日本に伝わり、団扇をもとに作られた扇子が中国に輸出されていったちうおもろい経過があるんや。
ルーツが同じやからでっしゃろか、浴衣といえば「団扇(うちわ)」ちうイメージも強く、浴衣姿で帯の後ろにさっとさしておくだけでも季節感が増して爽やかな感じになるんや。カジュアルなイメージの強いうちわやけどアンタ、中国では高貴な人の間でしか使われておらへんものやったちうわけや。
現在はうちわはカジュアルに使えて風情もあるのやけどアンタ、折りたためずかさばるのと、木でできた柄が若干大きかったためオノレに合った大きさのものを選ぶのがポイントや。